食事した後にはみなさん食みがき、うがいをしますね。
口の中をきれいにすることは介護が必要な方にはとても大切になってきます。
口の中をきれいにする目的は、
①歯垢、食べ物のカスを取り除く
②口の中の細菌の増殖をおさえる
③口臭を防ぐ
④誤嚥性肺炎の予防
が主な目的になってきます。
高齢の方の場合特に誤嚥性肺炎の予防の点で大切です。
食べ物が口の中に残っていたりすると、誤って気管に入って肺炎の原因となることがあるからです。
目次
必要なもの
①歯ブラシ
②歯磨きペーストもしくはデンタルリンス
③コップ
④嚥下に問題がある場合は口腔ケア用スポンジ
⑤ベッドで行う場合、うがいの水を吐き出す容器
脳の疾患や認知機能が低下している方は、飲み込みがうまく行かなかったり、むせてしまったりすることがあります。入院中に検査して分かる場合が多いですが、自宅で生活している方で「のみこみにくい」「よくむせる」などといった様子が見られるときは、かかりつけの医師に相談しましょう。
飲み込みで問題がある方は、うがいの時注意が必要です。
嚥下に問題のない方
嚥下に問題がなく動ける方は洗面所を使用し行いましょう。
椅子にすわっている体力がある方も洗面所で良いでしょう。
うがいの時はできるだけ前かがみで吐き出してもらいます。
嚥下に問題がある
必ず誰かがついて、見守りましょう。
自分でうがいの水を吐き出すのが難しい、むせやすい方はマウススポンジを使用しましょう。
体力がなくベッドで生活されている方は必ずベッドの頭の方の角度を上げて行いましょう。
方法
- 入れ歯がある場合ははずし、ブラッシングする
- 残りの歯をブラッシングする
- 薄めたデンタルリンスにスポンジをひたす。むせやすいかたはスポンジを絞り、水気を切る
- (うがいがOKのかたはできるだけ前かがみでうがいをする)
- スポンジで口の中を拭き取る